中国女性報道官との自撮りをツイート

9月29日に投開票される自民党総裁選の行方に、中国メディアが注目している。特に、親中派政治家の筆頭格を父親に持ち、中国外交部の女性報道官と自撮りではしゃぐ河野太郎・行政改革担当大臣(58)について、その真意を探ろうとする論評が目立っている。

華東師範大学副教授で日本政治に詳しい潘??(パン・ニィニィ、51)はニュースサイト「観察者網」に対し、「弾道ミサイルを相手国領域内で阻止する敵基地攻撃能力を主張する高市早苗(60)候補に対し、河野太郎は『敵基地攻撃能力の保有は昭和の時代の概念』と述べたように、現在、河野の中国に対する態度は穏当だ。これは抑制的な首相になる準備ができているというパフォーマンスの現れ。私の日本に関する知見がまだ有効であるなら、河野太郎が総裁に選出されるとみている」と述べた。

中国の多くの識者は、河野について「反中」「親中」度合いを注意深く見極めなければならない候補者としている。

山東省の夕刊紙「斎?晩報」は河野太郎について、訪中時の動静やその系譜から、彼の「親中」度合いを分析している。

2017年8月から19年9月まで外務大臣だった河野は19年8月、中国外交部長の王毅(ワン・イー、67)、韓国外交部長官の康京和(カンギョンファ、66)との日中韓外相会議をおこなうため訪中した。

20日昼、北京首都国際空港に降り立った河野は18時25分、外交部の女性報道官・華春瑩(フア・チュンイン、51)と自撮りしたツーショットを「久しぶりのセルフィー。」の一文とともにツイッターにアップした。

中国ではツイッターは“アク禁”だが、ツーショットはミニブログ「微博(ウェイボ)」、チャットアプリ「微信(WeChat)」などに瞬く間に転載され大きな話題となる。

コワモテで知られ、滅多に微笑むことなどない“鋼鉄の女” 華春瑩が、仮想敵国・日本の外務大臣と満面の笑みで画面に収まったことに驚きの声が続出したのだ。

「春瑩姉さん、すごくかわいい!」
「とてもナチュラル」
「これぞ真の日中友好じゃない?」
「素晴らしい現代スタイルの外交」

など称賛の声が日中双方から上がったのだ。そして河野の当該ツイートには1日足らずで3万以上の「いいね」がついた。

河野と華のツーショットは初めてでなく、河野が2018年1月に公式訪中した時にも、「With a famous Chinese Lady!」の一文ととともに華春瑩とそろって顔面アップの自撮りをツイートしていた。

シンガポールの日刊紙「ザ・ストレーツ・タイムズ」が、「河野大臣、”ツイッター外交”で得点」という見出しの記事すら掲載したほどだ。

とはいえ、この自撮りについて民進党(当時)の小西洋之参議院議員(49)はツイッターで「河野大臣は馬鹿ではないのか。相手は中国政府の報道官に過ぎない。外交交渉の相手ですらない格下の人物だ。その人物とニヤケ顔でツーショットを撮るのは外交ではなく中国への『朝貢』だ。そんなことも分からないのか」と痛烈に批判。

これに対し河野は「写真撮る時に相手の『格』を考えて撮っている人もいるんだ。疲れそう」とどこ吹く風。

そもそも自撮り画像の1枚や2枚で日中間の懸案が解決するわけでもないが、外務省キャリアのひとりは「まさに河野大臣ならでは。官僚には緊張関係にある国で相手方と自撮りなどできない。素晴らしい発想」と称賛した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/da2b6853afd05f141f7e13b79c521564e9cc234a

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https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1632315021/