毎日新聞と社会調査研究センターは25日、自民党総裁選(29日投開票)に関する全国1万人規模のインターネット調査を実施し、総裁選終盤の世論動向を探った。自分が投票できるとしたら誰に投票するかを尋ねたところ、河野太郎行政改革担当相(58)=麻生派=が45%で最も多く、高市早苗前総務相(60)=無派閥、岸田文雄前政調会長(64)=岸田派=が18%で並んだ。野田聖子幹事長代行(61)=無派閥=は7%だった。

 自民党支持層3748人に絞って集計すると、ここでも河野氏が47%でトップとなった。高市氏は28%で2位に入り、岸田氏の18%を上回った。野田氏は4%にとどまった。

 「党員なので投票権がある」と答えた69人に限定すると、岸田氏22人(32%)、河野氏20人(29%)、高市氏12人(17%)、野田氏7人(10%)となった。8人が「答えたくない」と回答した。

 調査方法が異なるため単純に比較できないが、18日の毎日新聞の全国世論調査で、誰に総裁になってほしいかとの質問に対する自民支持層の回答は、河野氏50%、高市氏25%、岸田氏14%、野田氏3%の順番だった。

 今回の総裁選は、国会議員票382票と党員・党友票382票の計764票で争われる。毎日新聞の分析では、1回目の投票で河野氏が1位になるものの全体の過半数に達するのは難しい情勢で、上位2人による決選投票となる可能性が高いとみられる。

 総裁選に関心があるかとの問いでは、「関心がある」が78%で、「関心がない」の18%を大幅に上回った。自民支持層では9割が「関心がある」と答えた。菅内閣の支持率は36%で、不支持率は51%だった。

 調査は、TBSテレビ、フジテレビと合同で実施した。NTTドコモのプレミアパネル(dポイントクラブ、会員数約5400万人)から対象者を無作為に抽出し、メールで協力を依頼。1万90人から有効回答を得た。

9/25(土) 19:12 毎日新聞
https://news.yahoo.co.jp/articles/36c9c7b5cfb7cc3ea938979ddfc3ef7ccf6c8423

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