自民党総裁選(29日投開票)に立候補している岸田文雄前政調会長は26日、東京都中央区の特別養護老人ホームを視察し、現場の介護福祉士と意見交換した。

岸田氏は「仕事の中身に比べて報酬が十分なのか。政府も処遇改善に努力をしているが、まだまだ追いついていない」と指摘。「介護士や看護師、保育士の給与を思い切って引き上げることをしないと現実は変わらない。民間の給与や所得を上げるための呼び水にもなる」と強調した。

岸田氏は総裁選で、社会生活維持に必要な医療、介護、保育などを担うエッセンシャルワーカーの報酬引き上げに向け「公的価格評価検討委員会」の設置を掲げている。

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