2021年 10月 18日 7:23 PM JST

[北京 18日 ロイター] - 中国全国人民代表大会(全人代、国会に相当)常務委員会は今週、若者の「著しい不品行」や犯罪行為について、保護者の責任を問う家族教育促進法案を審議する。

法案が成立すれば、検察が「著しい不品行」もしくは犯罪行為と判断した場合、保護者が叱責や家庭教育の研修を受けることになる。

全人代常務委員会の法制工作委員会の報道官は「若者の不品行には多くの理由があるが、家庭の教育不足や不適切な教育が大きな原因だ」と述べた。

同法案は保護者に対し、子供の休息・遊び・運動時間を確保することも求めている。

中国政府は今年に入り、未成年のオンラインゲームのプレー時間を週3時間に制限。子供の負担を減らすため、宿題の量を減らすことや、週末・祝日の主要学科の個別指導を禁止することも決めた。青年には「男らしくない」振る舞いを控えるよう呼び掛けている。

https://jp.reuters.com/article/china-parliament-family-idJPKBN2H8106