【カイロ共同】

 世界最大級の産油国サウジアラビアの実力者ムハンマド皇太子は23日、同国の温室効果ガス排出量を2060年までに実質ゼロにすることを目指すと表明した。
今月末から英国で開催される国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)を前に、首都リヤドで開かれた環境に関する国際会合で声明を公開した。

 国営通信によると皇太子は、米欧が主導し、強力な温室効果ガスであるメタンの世界的な排出量を30年までに20年比で30%削減する国際的取り組みへの参加も発表。
環境保護や気候変動への取り組みが巨額の投資を呼び、雇用機会の創出につながると述べた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/b4c057d8c4991676b7f9b93018e274b21aa6965e