Germans asked to keep reactors in operation
ドイツ政府、原子炉の運転継続を要請

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ドイツは原発廃止となれば2030年の二酸化炭素排出量の目標達成ができないと、国内外の著名な25人の
環境保護活動家、ジャーナリスト、学者がドイツ国民に向けた公開書簡を発表しました。
10月13日付のヴェルト紙に掲載された「Dear Germany, please leave the nuclear power plant on the grid」と題されたこの書簡は、
最近の政府報告書の草案に言及しており、2020年8月時点の政策に基づくと、ドイツは2030年までにCO2排出量を1990年比で65%削減するという
目標を大きく下回ることになると予測しています。

またドイツが原子力発電を止めれば、二酸化炭素排出量を増やします。
電力業界がCO2排出ゼロのエネルギーシステムを実現するため主要な戦略を行っているこの時期にです。
電力業界の脱炭素化が、排出量が正味ゼロのエネルギーシステムを効果的に実現するための主要な戦略であるこの時期にです。"
ドイツでは2011年8月に、原子力法第13条の改正が施行され原子力発電の段階的廃止が政治的に明確になっていました。
原発廃止により、必要なサービスを提供するため多くの化石燃料を燃やさなければなりません。
必然的に年間約6,000万トンのCO2の排出量が増加することになります。

ドイツは2020年の削減目標である1990年比40%減にはまだ及ばず、すでに未達成となっています。
また再生可能エネルギーの拡大や南北送電線の建設も遅れており、最近の天然ガス価格の高騰により石炭の燃焼を促進しているという。
2030年の目標を達成することは可能です。石炭発電の廃止を原子力の廃止よりも先になるように変更し、優先順位を変えることもできます。
必要なのは気候変動緊急事態条例と原子力法の改正で、原子力発電所のライフサイクルを2036年に延長し、再び有効にすることです。

原子力ニュース 2021/10/15 ソース英語 『Germans asked to keep reactors in operation』
https://www.world-nuclear-news.org/Articles/Germans-asked-to-keep-reactors-in-operation