【グラスゴー時事】ジョンソン英首相は2日、国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)首脳級会合の終了後に記者会見し、途上国への巨額の資金支援を表明した日本に繰り返し言及して謝意を示した。会合には120カ国以上の首脳が参加。岸田文雄首相は衆院選のため遅れて参加した上、資金支援以外は取り立てて目立つ発言もなかっただけに、議長国が何度も言及するのは異例だ。

 岸田首相は2日の演説で、アジア各国の脱炭素化支援のため、5年間で最大100億ドル(約1兆1400億円)の追加資金拠出を表明した。ジョンソン氏は会見で計4回これに言及。「日本の大きな約束だ」と評価し、「信頼感に大きな違いをもたらす」「日本が前進したのは良いことだが、他の国もそうしなければならない」などと語った。

時事通信 2021年11月03日08時21分
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