>>215 つづき

すべてのDHS機関は、2013年より2017年に56%少ない大麻を押収した。

完全合法化は、2013年の約1.5億$から2017年に約9.7億$の合法的な販売量に増加させた。
この増加は、全ての押収量の密売価値の66%減少と一致した。これは、2013年の
23億ドルから2017年の7億6,500万ドルへの減少であった(図3)。

大麻の価格は、2012年から2017年に掛けて40%減少し、麻薬カルテルと競合している
合法大麻は、国境を越えて密輸するという経済的動因を損なった。

・ その他の薬物密輸

メキシコの麻薬カルテルは、大麻市場のシェアの低下に対応して他の麻薬を密輸したが、
大麻密輸の減少を補うことはできなかった。

2013年度、大麻は、国境および通関麻薬の押収量の98%を占めていたが、2018年度までに、
その割合は84%に低下した。大麻以外の麻薬の押収量は増加したが、カルテルは薬物の
種類を切り替えて補償しようとする可能性を示しているが、大麻の押収量の減少により、
2013年度以降、全薬物の押収量は全体で68%減少した。(図4)

図5は、薬物押収量の密売価格を示し、押収量の平均を示している。価格による大麻の
押収量は2013年度から2018年度にわずか18%減少した。

入港による大麻押収量の絶対値は、2013年度の18億ドルから79%減少した。
全体として、全ての薬物押収の合計額は、2013年度から2018年度までに34%減少した。

大麻合法化により、薬物の密輸が全体的に削減されたように見える。

(長文につき抜粋引用、詳細はリンクサイトにて)