0001デビルゾア ★
2021/11/17(水) 04:56:40.76ID:SfpauMkb9(中略)
東京都葛飾区にある自宅の部屋にこもった40代後半の男性は、区の高齢者相談センターの女性担当者がふすま越しに呼び掛けても押し黙ったままだった。
男性は80代の母親と50代の姉との3人暮らし。母親には認知症の症状があり、「弟が母親をたたいたり、『ばかやろう』と大声で怒鳴ったりする」と姉からケアマネジャーに相談。センターに高齢者虐待の疑いがあると連絡があった。
男性は不登校で高校を中退して以来、30年近く引きこもりを続けている。女性担当者は男性のもとを20回以上訪れ、支援の手をさしのべたが、男性は一言も発することがない。玄関前で鉢合わせしたときにも、無言で走り去られた。結局、母親は本人の希望で高齢者施設に入ったが、男性は支援につなげられていない。
高齢者相談センターでは介護や高齢者虐待などの相談を受ける中で、8050問題に直面することも少なくない。女性担当者は親が90代、子供が60代という9060問題への移行も実感しており、「高齢化するほどこだわりが強くなり、関わりが一層難しくなる」と重く受け止めている。認知症があり、寝たきり状態の90代の母親と引きこもりの70代の息子の家庭のケースでは、訪問入浴などで看護師らが出入りするのを息子が嫌がり「今日はそういう気分じゃないから帰ってくれ」と追い返され、母親に必要なサービスを行えなかったこともあったという。
長引くコロナ禍で、子供や若者の社会的孤立も深刻化し、新たな引きこもり予備軍を生み出す恐れをはらんでいる。文部科学省の令和2年度の調査では、小中学生の不登校が過去最多の約19万6千人だったことが判明。46・9%が「無気力・不安」を主な要因に挙げ、90日以上の長期欠席者は54・9%に上った。
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