後藤厚労大臣は、新型コロナの新たな変異ウイルス「オミクロン株」への感染が確認された30代の男性がナミビアの外交官だと明らかにしました。

後藤茂之厚労相
 「この方はナミビアの外交官でございます。現在、当該入国者は医療機関において隔離をされている状況でございます」

 後藤大臣はきのう開かれた関係閣僚会議のあと、このように話し、先月28日にアフリカ南部のナミビアから入国し、「オミクロン株」への感染が確認された30代の男性はナミビア人の外交官だと明らかにしました。男性は今年7月、すでにモデルナのワクチンを2回接種済みだったということです。

 また、同じ飛行機に乗っていた男性の家族2人を含む乗客70人全員を特例的に濃厚接触者として扱い、入国後14日間は自治体と協力して、健康観察などの対応にあたる考えも示しました。

 厚労省によりますと、このうち1人に発熱の症状があったものの、コロナの検査では陰性が確認されたということです。ほかの乗客も陰性が確認されていて、全員と連絡が取れている状態だということです。

 東京都によりますと、このうち40人が都内に住んでいる人で、今後、それぞれの自宅から都が用意した宿泊療養施設に移ってもらう予定です。

https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4417063.html