2021年12月01日(水) 09時18分 更新

 11月30日未明、北海道南部の七飯町の公園の駐車場で、妻の自殺を手助けしたとして50歳の男が逮捕されました。夫婦で自殺をはかるも、男は「死にきれず、妻だけが死んでしまった」などと話しているということです。

 自殺幇助の疑いで逮捕されたのは、北斗市の50歳の飲食店経営の男です。この男は11月30日午前0時半ごろ、七飯町の公園の駐車場にとめた車の中で、50代の妻の自殺を手助けした疑いが持たれています。
 警察によりますと、男は妻と夫婦で自殺をはかり、妻がコードで首を吊って死亡するのを手助けしたとみられています。男の首にも“ためらい傷”らしきものが確認されていますが、男は消防に通報し、11月30日夜、自殺幇助の容疑で逮捕されました。
 取り調べに対して50歳の飲食店経営の男は「2人で自殺しようとしたが、私は死にきれず、妻だけが死んでしまいました」などと話しているということです。
 また、夫婦で自殺をはかった理由については、飲食店の経営難を苦にしたという趣旨の供述をしていて、警察は妻の遺体を司法解剖し、死因の特定をすすめるとともに、引き続き経緯などを詳しく調べています。


12月1日(水)午前9時18分配信

https://www.hbc.co.jp/news/c64bebd1d350cf702ad56f51385b996e.html