住宅地にイノシシ2頭 警察官ら6人けが 広島市安佐北区

http://www3.nhk.or.jp/lnews/hiroshima/20211223/4000015594.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

23日、広島市の住宅地に2頭のイノシシが現れ、捕獲しようとした警察官と
猟友会のメンバーあわせて6人がかまれるなどしてけがをしました。
6人は病院に運ばれ、手当を受けましたが命に別状はないということです。

広島市などによりますと、23日午前11時すぎ、広島市安佐北区口田で
「イノシシがいる」と付近の住民から区役所に通報がありました。
警察官や猟友会のメンバーが駆けつけたところ、住宅地の中で大型のイノシシ2頭が見つかりました。
市などによりますと、警察官4人と猟友会のメンバー2人のあわせて6人が、
捕獲しようとしてイノシシにかまれたり、逃げる時に転倒したりしてけがをしました。

6人は病院に運ばれ、手当を受けましたが、命に別状はないということです。

2頭のイノシシは、午後4時すぎに動物園の職員などが吹き矢を当てて麻酔で眠らせるなどして
いずれも捕獲したあと、殺処分したということです。

現場は1キロ以内に小学校などもある静かな住宅街で、近くの小学校では一時、
下校を見合わせていましたが、保護者に児童の迎えに来てもらうなどの対応したということです。

【猟友会「むやみに近づかないで」】
広島県猟友会によりますと、イノシシは冬眠をしないため、1年中、活動するということで、
山にエサが少なくなる夏場や冬場は住宅街近くで目撃されたり、農作物が荒らされたりする
被害が増える傾向にあるということです。
住宅街では猟銃を使用することが出来ず、捕獲に時間がかかることから、
猟友会ではイノシシを見かけたらむやみに近づくことは避けてほしいとして注意を呼びかけています。

12/23 16:23