※NHK 山形県のニュース

護摩壇の残り火の上をはだしで歩く 「笹野の火渡り」
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yamagata/20220117/6020012689.html

01月17日 17時38分

https://www3.nhk.or.jp/lnews/yamagata/20220117/6020012689_20220117184932_m.jpg

護摩壇が燃えた残り火の上を、山伏や参拝者がはだしで歩いて無病息災などを願う「火渡り」が、米沢市の寺で行われました。

米沢市の笹野観音堂では、燃やした護摩壇の残り火の上をはだしで歩く「火渡り」が、毎年1月17日に行われています。

この日は雪が降るなか、杉の木で組まれた高さ1.5メートルほどの護摩壇に、山伏が火をつけ、お経などを唱えました。

そして、燃えている護摩壇を地面にならした残り火の上を、山伏や参拝客、およそ50人が裸足のままつぎつぎと渡り、無病息災などを願っていました。

毎年参加しているという60代の女性は、「最初の年は、足の裏が痛かったですが、もう慣れて、大丈夫でした。家族の健康などをお願いしました」と話していました。

また、3才の子どもを抱いて火を渡った40代の米沢市の女性は、「意外と熱くなかったです。家族の安全と、コロナが早く落ち着くようにとお願いしました。ことしは、笑って過ごせるといいなと思います」と話していました。