岡山市南区の建設会社で、外国人技能実習生のベトナム人男性(41)が約2年間、暴行を受けていたと訴えた。男性は記者会見で「家族や周囲に迷惑がかかると思い、我慢していた。日本は安全で働きやすい国と聞いていたのに」と、涙ながらに語った。

 男性によると、ベトナムで妻と5歳の娘と暮らしていたが、働いていた工場の給料が安く、実習生になることを決意。実習生を送り出す現地の業者に借金で集めた手数料約100万円を支払い、同市内の監理団体を通じてとび職として2019年10月に来日した。

 建設会社での暴行は直後から始まったという。借金返済と仕送りが滞るため耐えていたが、21年6月に監理団体に被害を報告。監理団体には技能実習が適正に行われているか指導する役割があり、暴行をやめるよう会社側に注意したが改善されなかった。

 同年10月、男性はやむなく個人加入の労働組合「福山ユニオンたんぽぽ」(広島県福山市)に相談し、保護された。賃金は支払われていたが借金は残っており、会見で男性は「安心して働ける環境に移りたい」と訴えた。

 同組合の武藤貢執行委員長(71)は「会社と監理団体は、男性への暴行を把握しながら、対応を怠った。責任を果たしていない」と指摘。建設会社に補償などを求める一方、監理団体を監督する認可法人「外国人技能実習機構」(東京)に通報した。

 読売新聞の取材に監理団体は「現段階ではコメントできない」、同機構は「個別の事案については回答できない」とそれぞれ説明した。

読売新聞
https://www.yomiuri.co.jp/national/20220117-OYT1T50254/

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