WHO(世界保健機関)は、新型コロナウイルスのオミクロン株について、「重症化リスクが低い」という考えが、世界で広がりつつあることに警戒感を示した。

WHO・テドロス事務局長「オミクロン株は重症化しにくいという誤解が、世界の感染者を増やし、多くの命が失われる」

WHOのテドロス事務局長は18日、1週間あたりの新規感染者が、世界全体で前の週から2割増え、1,800万人になったと明らかにし、感染者の増加が、医療の逼迫(ひっぱく)を招くおそれを指摘した。

一部の国で、感染者数がピークを過ぎたという報告があることについては、「森を抜けた国はまだない」と述べている。

こうした中、フランスで18日に発表された1日の新規感染者は、46万人を超えた。

これまで最多だった1月11日より、およそ10万人増えたことになる。

2022年1月19日 水曜 午後0:00
https://www.fnn.jp/articles/-/301430