北海道新聞01/19 20:23 更新
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/635058

JR北海道は19日、米ホテルチェーン大手マリオット・インターナショナルと提携し、2023年に着工する札幌駅南口の再開発ビル(札幌市中央区北5西1、西2)に、マリオット最上級ブランドのホテルを開業すると発表した。新型コロナウイルス収束後の外国人観光客回復や30年の冬季五輪・パラリンピック招致を見据え、国際都市・札幌の宿泊機能を充実させる。

新たなホテルは、JR北海道子会社のJR北海道ホテルズが運営。再開発ビルは「札幌エスタ」を取り壊して周辺を一体的に整備し現時点での構想は地上46階程度、高さは約250メートルで、29年秋に完成予定。ホテルは約200室規模で、ビルの高層部6フロアで開業し、レストランや入浴施設、フィットネスなども計画している。マリオットの高級ブランドは「ザ・リッツ・カールトン」や「エディション」などがあるが、具体的なブランドは今後詰める。ビルの中層階はオフィス、低層階は商業施設になる予定。

島田修社長は19日の記者会見で、マリオットと連携した理由について「国内でのホテル運営実績のほか、世界最大規模の会員ネットワークがあり、集客に大きく寄与する」と強調。「札幌にまだない国際水準のホテルを目指したい」と述べた。

※以下会員記事

29年秋に完成を予定するJR札幌駅南口の再開発ビルのイメージ。高層部にマリオットが開業する
https://www.hokkaido-np.co.jp/article_photo/list?article_id=635058&;p=10576929&rct=n_hokkaido