【ニューヨーク=山内菜穂子】米国で人種差別に基づく憎悪犯罪(ヘイトクライム)の増加が止まらない。2021年の主要都市でのアジア系への憎悪犯罪は20年比4倍超に増えた。長引く新型コロナウイルス禍が背景にあるとみられる。差別や偏見をなくそうと学校でアジア系の歴史を教える取り組みも始まった。

カリフォルニア州立大の憎悪・過激主義研究センターが暫定値として主要都市での憎悪犯罪を集計した。21年は15都市で...(以下有料版で,残り778文字)

日本経済新聞 2022年2月10日 4:11 (2022年2月10日 7:41更新)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN09EVX0Z00C22A2000000/