京大病院 遺伝子治療の臨床試験で寄付募る 新型コロナ影響で

http://www3.nhk.or.jp/lnews/kyoto/20220303/2010013710.html
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がんや難病などの新たな治療法として期待される「遺伝子治療」の臨床試験の受け入れを検討している
京都大学の附属病院は、新型コロナの影響で研究環境の整備に必要な資金が不足していることから
ウェブサイトで寄付を募る取り組みを始めました。

これは、京都大学医学部附属病院におととし設立された「次世代医療・iPS細胞治療研究センター」が
先月から専用のウェブサイトで募集を始めました。
センターは、新薬の開発などに必要なヒトへの臨床試験を受け入れる国内でも数少ない施設で、
今後、がんや難病などの新たな治療法として期待される「遺伝子治療」の臨床試験の受け入れも検討しています。

しかし、新型コロナの影響で外来患者の数が減るなどしたため病院の収入が減っていて
臨床試験に必要な機材の確保が十分にできないということです。
このため、センターでは機材の整備に必要な850万円を目標に、ことし5月まで寄付を募ることにしています。

次世代医療・iPS細胞治療研究センターの中島貴子 副センター長は、
「難病などに苦しんでいる患者の人たちが臨床試験に参加できる機会を確保していくために
多くの人に寄付に協力してもらいたい」と話しています。

03/03 14:33