金融機関は格付けに見合う金利を求めるので、
財政悪化して格付け下げられたら、金利を引き上げなければ、国債買い支えてもらえなくなる。

つまり、財政健全化して格付けを引き上げて低金利を維持するか、
金利を下がった格付けに合わせて引き上げるかの二択を、金融機関は政府に迫る。

日本の場合は2000年代の格付け引き下げで金融機関が政府に財政健全化要求を出す段階になり、
日本政府は財政健全化に追い込まれた。

すでに債務がでかすぎるので、金利引き上げると利払い費で追い込まれるから、財政健全化しか選択肢がない。

財政を健全に保とうとしない政府の国債を、金利を上げずに買い支え続ける金融機関は、自由市議国家には存在しないので、
財政悪化すると自動的に財政健全化に追い込まれ、失敗すると破綻するだけ。