[ベルリン 13日 ロイター] - ドイツのショルツ首相は13日、シュタインマイヤー大統領がウクライナ訪問を希望したものの受け入れられなかったことは「苛立たしい」と述べた。

親ロシア的姿勢で知られるシュタインマイヤー氏は12日、ウクライナ訪問を計画していたが歓迎されていないようだと述べた。ウクライナ当局者は後にCNNに対し、ゼレンスキー大統領がシュタインマイヤー氏の訪問申し出を拒否した事実を否定した。

ショルツ氏はラジオ局RBBに対し、「大統領はウクライナでゼレンスキー大統領を訪問することを望んでいた。受け入れれてもらえれば良かった。これ以上コメントしたくはない。丁寧に言っても、この件はやや腹立たしい」と述べた。

ショルツ氏自身がウクライナを訪問する予定はあるか訪ねられると、西側の大半の政治化より定期的にゼレンスキー氏と連絡していると述べた。

シュタインマイヤー氏は12日、ポーランド、エストニア、リトアニア、ラトビアの大統領と共にウクライナを訪問し、「欧州連帯の強いシグナルを送る」予定だったが、「ウクライナに望まれていなかった」と述べた。

独紙ビルトは、シュタインマイヤー氏が近年ロシアと緊密な関係にあり、ロシア産天然ガスをドイツに運ぶパイプライン「ノルドストリーム2」を長年支援してきたことが訪問拒否の理由だと伝えた。ドイツは現在、同事業を停止している。

https://news.yahoo.co.jp/articles/d28247c8274734b7b50e7a3fa29a89c3e0114ae6