■神戸新聞(2021/04/15 21:56)

 報告書によると、女子生徒はコンクールに向け音楽室で練習中、顧問から「トライアングルの音が合っていない。廊下で100回たたいてこい」と厳しい口調で退室を命じられた。廊下で練習したがうまくできる気がせず、戻っても再び叱られると感じ校舎から転落。駆け付けた顧問に「ごめんなさい」と繰り返した。

 顧問は機嫌に波があって他の生徒も怖がっており、女子生徒は別の生徒が怒られる様子を見てストレスや恐怖心を感じていたという。第三者委は「顧問の指導が直接原因になったことは否定できない」とした。

 一方、市教委は「精神的な体罰」に当たるとして、県教委に男性教諭の懲戒処分を厳しくするよう求めたが見直されなかった。

 女子生徒の保護者は15日、手記を公表し「教諭が軽い処分ですぐ復職し、強い憤りを感じた」と説明。「『自分で落ちた』という程度の扱いで、事件が終息してしまったように感じた。理不尽に叱られてどれほどつらかったか」とつづった。

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