私立大学の経営改革が行き詰まっている。全国600校以上ある私大の運営法人の4分の1が慢性的な経常赤字に陥っていることが明らかになった。大学が増える中で少子化が急進し、赤字校の7割は学生を計画通りに獲得できていない。デジタル化など時代の変化に対応する教育の実現には大学の安定した財務と適切な投資が欠かせず、再編も視野に入れた対策が急務となる。

日本経済新聞は全国572学校法人(616校)の決算情報を...(以下有料版で、残り1054文字)

日本経済新聞 2022年4月18日 2:00
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUE2788A0X20C22A1000000/