日大の田中前理事長、職員の制止振り切り構内に…文科省が「厳しい対応」求め注意
4/18(月) 21:48配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/b9e1afe1f2907976f1a90f25f11d0dcadfda85d0

 所得税法違反で有罪判決を受けた日本大の田中英寿前理事長(75)が13〜15日の3日間、大学の同窓会組織を訪ねたことから、文部科学省が日大を注意したことが、わかった。文科省は15日に日大から報告を受け、「前理事長と関係が続いていると疑念を感じさせ、遺憾だ」として、厳しく対応するよう求めた。

 日大広報によると、田中前理事長は有罪判決が確定した13日から3日連続で、同窓会組織「校友会」事務局が入る東京都千代田区の日大の建物を訪れた。職員の制止を振り切って入り、校友会会長代行の日大理事らと面会したという。理事らは「業務の引き継ぎをした」と説明している。

 日大は昨年12月、田中前理事長の影響力排除を宣言。田中前理事長は校友会の会長職を解任され、同会から除名された。

 日大は15日、田中前理事長に対し、今後大学の施設に立ち入った場合、警察に通報する可能性があるとの内容証明郵便を発送し、会長代行に厳重に注意した。

 日大広報は「田中氏とは決別宣言し、また校友会も除名している中で、理事らと会っていた事実は誠に遺憾であり、今後二度とあってはならないことと考える」とコメントしている。