【速報】新たに1人救助で発見・救助は計10人に うち8人は意識不明 北海道・知床半島沖の観光船事故
TBS2022年4月24日(日) 15:34
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/29642

北海道・知床半島沖で乗客乗員26人が乗った観光船と連絡が取れなくなっている事故について、海上保安庁は、現場周辺で新たに1人を救助したと先ほど午後3時過ぎに発表しました。

これにより、現場周辺ではこれまでに発見・救助されたのはあわせて10人となりました。

このうち8人が意識不明で、5人は救命胴衣を着用した状態で救助されたということです。

「知床遊覧船」が所有する観光船「KAZUT」は23日午後1時15分ごろ、知床半島のオホーツク海側を航行中に「船首部分が浸水し沈みかかっている」と海上保安庁に通報しました。

船は19トン、 全長12メートルで子ども2人を含む26人が乗っていましたが、23日午後3時ごろ、会社に「30度傾いている」と連絡したのを最後に消息が途絶えました。現場の海域付近の波の高さは3メートルで強風と波浪の注意報が出されていました。

知床遊覧船は「26人は救命胴衣を着用していた」と説明していますが、当時、海水温は2℃から3℃程度だったとみられています。