“第4のワクチン”ノババックスの接種を希望する人が急増しています。医療現場を取材すると、今まで打つことを避けてきた人の予約が多いことが分かりました。

■“副反応少ない”ノババックスに注目

 2日、3年ぶりに来場制限なく行われた「横浜開港祭」。500機のドローンが夜空を彩るショーには、子どもたちも釘付け。少しずつ、日常が戻りつつあります。

 来場者:「子どもたちが喜んでくれてたので、良かった」「久しぶりにここに来て、見られたから、楽しかった」

 日常を取り戻すために必要なワクチン接種が伸び悩むなか、注目されているのが、国内第4のワクチン・ノババックスです。

 これまで主に使われていた、ファイザー、モデルナと仕組みが違い、副反応も少ないといわれています。

(略)

■ノババックス予約の電話殺到「思った以上」

 ノババックスのワクチンが接種できる会場は、全国に広がっています。

 神奈川県藤沢市のクリニックでは、7日から接種が始まります。


 先月20日に予約を開始したところ、ノババックスを希望する電話が殺到。2日も、予約の電話が鳴り続けていました。すでに、200人分の枠がほぼ埋まったといいます。

 クローバーホスピタル・鈴木勇三院長:「(Q:これだけ殺到するのは予想していたか?)今まで打てなかった人が、最初来るんじゃないかなと予想していましたけど。思っていた以上ですね」

 このクリニックでは、ノババックスを予約した人の4割近くが、1回目の接種だといいます。

 クローバーホスピタル・鈴木勇三院長:「予約が増えているのは、30代から40代が増えていると思う。副反応を危惧して避けていた方が、ワクチンの種類が変わったので、これで打ってみようという方が増えていると思います」

 厚生労働省は、ノババックスのワクチン配送を急いでいて、来月末までに、500万回分を配送する予定です。

 クローバーホスピタル・鈴木勇三院長:「(Q.ノババックスのワクチン、率直にどう感じるか?)コロナとは、まだ長い戦いになると思いますが。そのなかで、私たちはもう一つ、強い武器を手にしたんじゃないかなと思います」

https://news.yahoo.co.jp/articles/df0698e89b0d124b3270abe1d468e7dd0376f6c1