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「世界貿易センタービル」の解体現場を公開 東京 港区
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220713/k10013716011000.html

2022年7月13日 17時58分

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220713/K10013716011_2207131737_0713175832_01_02.jpg

羽田空港へのモノレールが発着する駅などがある東京 港区の浜松町で、完成当時は国内で最も高かった高層ビル「世界貿易センタービル」の解体現場が公開されました。

昭和45年に完成した高さ152メートルの「世界貿易センタービル」は、新たに高さ235メートルの高層ビルに建て替えられることが決まっていて、去年8月から解体工事が進められています。

工事を担当する大手ゼネコンによりますと、このビルは過去に解体されたビルの中では日本でいちばん高さが高いということで13日、解体現場の様子が報道陣に公開されました。

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ビルの解体工事は通常、重機を使って床を取り壊していくということですが、今回は新たに導入した機械で高層階の床を一定の大きさに切り出してクレーンで地上に降ろしたあと、細かく砕いて処理する手法が導入されました。

13日はその作業の一部の様子が公開され、会社によりますと、今回の手法を用いることで、従来よりも粉じんが周辺に広がることを抑えることができるほか、通常の解体工事よりも使用する重機の数が少なくてすみ、工期も短縮できるということです。

今回のビルの建て替え作業は地域一帯の再開発に向けた都市計画の一環で、解体作業は来年3月に終了する予定です。

※関連リンク
https://www.kajima.co.jp/news/press/202207/13a1-j.htm