我が国では、1976年に天然痘のワクチン接種が廃止されていることから、
天然痘に対する免疫力を全く持たない者は若年者を中心に約3750万人にものぼる。


7~17日の潜伏期の後、倦怠感、発熱、頭痛といった前駆症状にて発病し、
2~3日後に特徴的な発疹が顔、腕、脚に出現します。

ヒトからヒトへ感染し、この感染力は発症後1週間以内の患者からのものが最も強いといわれています。

ワクチンがきわめて有効であり接種後、少なくとも5年間有効とされています。

さらに、感染後4日以内に投与すると発症を予防でき重症化を抑えることができるという観点から、感染後の投与も治療の選択肢です。