2022年7月28日 1:22

さいたま市消防局の「救急隊がコンビニ等で飲食物を購入し食事をすることがあります」というツイートが反響を呼んでいます。新型コロナウイルスの感染拡大や熱中症などで救急車の出場が増えているため、体制を維持しながら隊員が食事をとれるようにと考えた結果だといいます。こうした状況がさらに悪くならないために、できることは…。




■「救急隊に食事時間を」さいたま市消防局がツイート “出場”増え…

有働由美子キャスター
「『【救急隊に食事の時間を!】』というタイトルで『救急隊がコンビニ等で飲食物を購入し食事をする事がありますので、ご理解をお願い致します。』と書かれたツイート。さいたま市消防局が投稿したもので、13万件以上の『いいね』が付くなど反響を呼んでいるんですが、こういうツイートをするほど、救急の現場は今、大変な状況になっているということなんですね」

小栗泉・日本テレビ解説委員
「投稿したさいたま市消防局に話を聞いたんですが、苦情が来たとかそういうことではなくて、新型コロナや熱中症などで救急車の出場が増えているために、体制を維持しながら隊員が食事をとれるようにと考えた結果、『今後、コンビニなどで姿を見かけることもあると思うので、先に知っておいてほしい』ということなんだそうです」

有働キャスター
「消防署に戻ってご飯を食べる、その余裕もないくらいだということですよね」




■埼玉だけでなく… 都の「困難事案」先週1週間だけで3173件

小栗委員
「これ、埼玉だけではないんです。東京都の場合なんですが、コロナ感染者の救急搬送数は、先週は725件(7月18~24日)で、先月下旬の78件(6月20~26日)と比べると約9倍に。さらに、搬送先がなかなか見つからない『救急搬送困難事案』の件数は、先週1週間(7月18~24日)で3173件。去年も感染が広がっていた時期でしたけれども、その時の1121件と比べても約3倍になっているんです」

有働キャスター
「ということは、今もし仮に『大ケガをしました』となっても、救急車がすぐに来ることはできないかもしれない…、それから病院にすぐ入ることができないかもしれない…ということですよね」




■私たちにできることは? 一方で「ためらわないで…」

https://news.ntv.co.jp/category/society/c8ead1373d424504b4024d9bbf19107f