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トルコ南部の交通事故現場に残された大破した救急車。衝撃の強さを物語っている(20日)

次ぎ、合わせて32人が死亡、50人が負傷した。

トルコ南部ガジアンテプ近郊では20日朝、交通事故の現場にバス1台が突っ込み、16人が死亡、21人が負傷した。

この数時間後には250キロ離れた南東部マルディン県で、多重事故の現場にトラック1台が突っ込み、16人が死亡、29人が負傷した。マルディン県の交通事故では、複数の救急隊員がはねられたと伝えられている。

この2件の事故の関連性は報告されていない。

■救急隊が巻き込まれる

先に起きたガジアンテプ県での事故は、南部の町ニジプ近くで発生した。ここでは、高速道路の脇に車が転落するなどの別の事故が起きて、救急隊や記者が集まっていたところへ、バス1台が突っ込んだ。

ガジアンテプ県の知事は、消防士3人、救急隊員2人、ジャーナリスト2人が死亡したとツイートした。トルコのDHA通信は、救急車の後部が大破し、金属片が周囲に散らばっている様子を捉えた写真を掲載した。

ベキル・ボズダー法相は、この事故について調査すると発表した。

■さらに別の現場では

さらに、同じ日に起きたマルディン県デリク町での事故については、16人が死亡したほか、29人が負傷し、うち8人が重傷だとトルコのファレッティン・コカ保健相が説明した。「トラックのブレーキがきかず、群衆に突っ込んだ」という。

トルコのアナドル通信によると、現場ではこれに先立ち3台の車が絡む別の交通事故が発生したため、救急隊が駆け付けていたと伝えた。

6時間前
https://www.bbc.com/japanese/62621367