覚醒剤を輸入していたとして、三重県四日市市は9日、こども未来部保育幼稚園課の30代女性会計年度任用職員を懲戒免職処分とした。また、盗撮目的で女性用トイレに侵入したとして、同課の20代男性職員を停職(12月)の懲戒処分、交通事故の報告が遅れた環境部環境事業課の50代男性職員を戒告の懲戒処分とした。

 市によると、女性は8月に覚醒剤や麻薬を輸入した疑いで逮捕、起訴された。市は犯行の経緯や動機について「捜査に関わるので聞いていない」とし、採用年度も「個人が特定される」として公表していない。

 保育幼稚園課の男性職員は6月、四日市市の複合商業施設で女性用トイレに侵入した疑いで逮捕され、不起訴となった。市の聞き取りに盗撮目的での侵入を認めた上で「反省し、やり直したい」と話した。

 また、環境事業課の男性職員は5月26日午後3時ごろ、四日市市内の国道23号で公用車を運転中、歩道側のガードパイプに接触する事故を起こしたが、当時は警察へ報告していなかった。

 車両を管理していた職員が公用車の損傷に気付いたことをきっかけに発覚。男性職員は市の指摘を受けて翌27日に警察に報告したという。「素直に報告しておくべきだった」と話している。

 こども未来部は「綱紀粛正を図るよう各所属に改めて周知し、市民の信頼回復に努める」と説明。環境部は「研修などを通じて服務規律の徹底と注意喚起を図り、再発防止に努める」としている。

9/10(土) 8:00配信
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