2022年10月18日 3:51 (2022年10月18日 4:06更新)

【ニューヨーク=吉田圭織】米国で新型コロナウイルスのオミクロン型の新しい派生型が急拡大している。米疾病対策センター(CDC)の推計によると、
確認されてから数週間の間に派生型の「BQ.1」と「BQ1.1」が米国内で流行中のウイルスの11.4%を占めた。11月末の感謝祭やクリスマス休暇の時期が近づくなかで、さらなる感染の波の到来が懸念されている。

CDCは10月15日までの1週間に発症した患者の5.7%が「BQ.1」、5.7%が「BQ1.1」に感染したと推計している。同じオミクロン型の派生型の「BF.7」も5.3%まで増えた。
いずれも現在主流のオミクロン型の派生型「BA.5」由来の派生型であり、感染力が高いとされている。「BA.5」はなお新規感染の67.9%を占めている。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN14EN00U2A011C2000000/