村田製作所は中国江蘇省の工場に生産棟を新設する。約450億円を投じて、世界シェア首位を握る主力の電子部品、積層セラミックコンデンサー(MLCC)の部材を増産する。一度の設備投資では過去最大規模になる。足元ではスマートフォン向けの需要が失速しているが、中長期では電気自動車(EV)や高速通信規格「5G」対応のスマホが普及し需要が伸びるとみる。年1割程度の生産増強を支える投資に踏み切る。

MLCCは電...(以下有料版で、残り1525文字)

日本経済新聞 2022年11月7日 0:00
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF02B160S2A101C2000000/