【ワシントン=赤木俊介】米中間選挙で8日夜に開票作業が始まった南部ジョージア州の上院選は、3人の候補者とも得票数が過半数に至らず決選投票にもつれ込む見通しとなった。AP通信が9日伝えた。決選投票は12月に実施される。

民主党候補の現職ラファエル・ウォーノック上院議員と共和党候補のハーシェル・ウオーカー氏の得票率は9日午後(日本時間10日未明)時点でともに48~49%で拮抗しており、開票作業が終了しても50%に達しない公算だ。州法に基づき、投開票日から28日後の12月6日に決選投票となる。決選投票では両候補のうち、多くの票を獲得した候補者が勝利となる。

ジョージア州では、前回2020年の上院選で争われた2議席とも決選投票に至った。21年1月に実施された決選投票で民主党が両議席を獲得し、連邦議会上院の多数派掌握につながった経緯がある。

日本経済新聞 2022年11月10日 5:37 (2022年11月10日 6:57更新)
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