アドベンチャーワールドで鳥インフル「陽性」確認 アヒルから検出 園内のダチョウやエミューなど57羽殺処分始まる 休園に観光客『戸惑い』

MBSニュース 11/11(金) 8:02

 和歌山県白浜町のアドベンチャーワールドで、鳥インフルエンザに感染した疑いが出ているアヒルについて、遺伝子検査の結果、「H5亜型」の鳥インフルエンザウイルス陽性が確認されたと県が発表しました。

 和歌山県によりますと、11月9日~10日にかけてアドベンチャーワールドで、ふれあい広場内にある屋内施設で飼育していたアヒル6羽が死んでいるのが見つかりました。

 獣医師や県による簡易検査の結果、いずれも鳥インフルエンザに感染している疑いが判明しました。

 これを受けて、死んだアヒルなど8羽について和歌山県が遺伝子検査(PCR検査)を行ったところ、「H5亜型」の遺伝子が認められ陽性であることが確認されたということです。

園内で飼育の「アヒル・ダチョウ・エミュー」など57羽殺処分始まる
和歌山県の対策本部会議の様子(11月11日午前9時すぎ)
 県は11日午前9時すぎより対策本部会議を開き、園内で飼育している57羽(アヒル27羽、ガチョウ15羽、ダチョウ1羽、エミュー14羽)について殺処分を行うことを決定し、11日午前9時20分ごろから行われています。

 アドベンチャーワールドは11日の営業については臨時休園することが決定していますが、12日以降の営業については11日中にホームページに掲載するとしています。入園やアトラクションのチケットは、全額払い戻しするということです。

臨時休園に観光客戸惑い
 アドベンチャーワールドは殺処分と消毒の作業のため11日は臨時休園していて、入園できずに困惑する観光客の姿もありました。

 (浜松から来た人)
 「子どもがパンダを見たかったので、浜松から来たので、残念です」
 「6時間もかけて来ました」

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