2022年11月11日 15:53
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-11-11/RL655CT0AFB401

中国は新型コロナウイルス対策として入国者と濃厚接触者に義務付けている隔離期間を短縮する。徹底的にコロナ感染を封じ込めるとする「ゼロコロナ」政策の大きな修正となる。

  国家衛生健康委員会が11日発表した声明によれば、中国に入る渡航者は隔離期間が10日間から8日間に短縮される。今後はホテルもしくは公的施設での5日間の隔離を経て、その後は自宅で3日間隔離となる。現行ルールは、ホテル7日間、自宅が3日間。

  同じような隔離期間短縮が濃厚接触者にも適用され、今後は濃厚接触者の濃厚接触者は特定されないという。

  香港上場の中国本土株は11日の取引で大きく上昇。本土銘柄から成るハンセン中国企業株(H株)指数は一時8.6%高となった。中国テクノロジー株中心のハンセンテック指数は一時11%高。不動産株の指数も大きく上げた。

  香港株の指標ハンセン指数は一時8%上昇。本土市場のCSI300指数は3.9%高となる場面もあった。