近く退任するロシアのガルージン駐日大使は11日、東京都内の日本外国特派員協会で記者会見し、2月に始まったロシアのウクライナ侵攻後に日本側が取った「非友好的な行動」が両国関係を悪化させたと主張した。

 改善に向けた取り組みは「関係を破壊した方が行うべきだ」とも述べた。

 ガルージン氏は「(着任した)2018年から20年ぐらいまではプーチン大統領と(死去した)安倍晋三元首相の定期的な対話による信頼のおかげで、両国関係は多くの分野で大きく発展した」と回顧。その上で「2月にウクライナでわれわれの『特別軍事作戦』が始まって以降、残念ながら日本側の非友好的な行動が両国関係を大きく悪化させた」と批判し、「両国関係の将来は不確実だ」と語った。侵攻を受け、日本は欧米と協調してロシアに制裁を科している。

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