※富山テレビ

配置薬の製造で知られる富山市の医薬品メーカー、広貫堂が、国の承認と異なる方法で医薬品を製造していた問題。
富山県は、広貫堂に対し今月14日から最大36日間の業務停止を命じる行政処分を行いました。
不正製造はおよそ30年前から行われていました。

県は11日会見を開き、広貫堂が、国の承認と異なる添加剤を使用し、医薬品を製造していたなどとして県内3つの工場を業務停止処分とすることを明らかにしました。
製造販売業務も停止とします。
業務停止となるのは、富山市の本社工場と呉羽工場、それに滑川工場で、期間は、本社工場が最も長く今月14日から36日間となっています。

広貫堂による不正製造は去年10月、県が行った立ち入り調査で発覚し、その後の調査で、1990年から国の承認と異なる成分の分量で医薬品を製造していたことが分かったということです。
製造方法や製品の試験に不備があったのは、医薬品と医薬部外品合わせて全347品目で、広貫堂はこのうち27品目、およそ510万個の製品を自主回収しています。

県は、これまでに健康被害は報告されていないとしていますが、業務改善命令として広貫堂に対し1カ月以内に再発防止策を含めた改善計画を提出するよう求めます。

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https://www.fnn.jp/articles/-/444021