※11/26(土) 22:26配信
読売新聞オンライン

 ゲノム編集を応用して、より多くの人に適合するようにした医療用のiPS細胞(人工多能性幹細胞)について、京都大iPS細胞研究財団は26日、2023年5月にも産業界に提供を始めることを明らかにした。治験などで安全性や有効性を検証し、実用化につなげる。最終的には世界中のほとんどの人に適合させたい考えだ。

 iPS細胞を利用した再生医療では、血液などからiPS細胞を作り、筋肉や、神経などの細胞に変化させて患者に移植する。患者本人から作れば拒絶反応は避けられるが、iPS細胞の作製だけで1人あたり数千万円以上の費用と半年以上の時間がかかる。

 同財団は、拒絶反応を起こしにくい特別な「細胞の型」を持つ健康な人の血液からiPS細胞を作製して備蓄。21年末までに7人の血液から27種類を作ったが、適合するのは日本人の約4割にとどまっている。

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