0001蚤の市 ★
2022/12/09(金) 22:26:24.92ID:Zz9niacq9◆相談員を辞任「私の管理監督責任」
松戸市への情報公開請求で入手した調査報告書や本人への取材などによると、柿沼氏は日本維新の会の藤巻健太衆院議員の公設第2秘書を務める一方、市青少年相談員として中高生の野外キャンプを主催する野外活動指導部長だった今年5月、間近に控えた参院選の同党比例代表候補・石井章氏を支援しようと、公選はがきを出す目的で、茨城県取手市の石井事務所に自身が持っていた名簿情報を提供した。
その中に、2013~21年のキャンプ参加者計約60人分の名前や住所なども含まれていた。6月下旬ごろ、参加者の自宅に「私も応援しています」と書かれた欄に柿沼氏の名前が掲載された公選はがきが届いたことがきっかけとなり、市が調査していた。
柿沼氏によると、野外活動指導部長の役割として、キャンプ参加者に次年度以降の開催情報や応募ちらしを送付するために、個人情報を管理。ただ、普段から名簿データ化などのパソコン上の管理は関係者に依頼しており、青少年相談員としてのデータ管理も同一人物に任せていたという。
流出の原因について柿沼氏は「石井事務所に名簿を送付する際、データ管理を任せていた人との間で伝達や確認ミスがあった」と説明。「流出が分かってすぐ、事務所にデータの削除をお願いした。他への流出はない」と言い切る。
石井事務所の担当者は「名簿の提供は許可が取れている方の分をお願いしていた」と語る。支援を受け、当選した石井氏本人にもコメントを求めたが、期限までに回答がなかった。
松戸市青少年相談員連絡協議会は、これまで個人情報の管理方法に明確なルールを設けていなかった点を問題視。今後は個人情報取得の際に利用目的の通知を徹底し、各部の管理者と協議会で誓約書を取り交わすなどして再発防止を図る。
柿沼氏は「今回の責任を取るため青少年相談員の辞任を申し出た」とし、10月に辞任。翌11月の松戸市議選に日本維新の会公認で立候補し、初当選した。
<青少年相談員> 青少年の健全育成を推進する目的で、知事から委嘱を受け活動する。この制度は県内全市町村にあり、活動は年間を通したイベントの企画、運営や青少年への助言指導など幅広い。20~55歳が市町村長による推薦で応募でき、任期は3年で無報酬。県内には3861人(9月1日現在)いる。うち松戸支部には113人(10月21日現在)。名称は異なるが、同様の制度は全国各地に存在する。
東京新聞 2022年12月9日 15時41分
https://www.tokyo-np.co.jp/article/218971?rct=chiba