北海道旭川市で昨年3月、凍死した状態で見つかった中学2年の広瀬爽彩(さあや)さん(当時14歳)がいじめを受けていた問題で、市は22日夜、再調査に当たる市の第三者委員会の初会合を東京都内で開き、教育評論家の尾木直樹氏を委員長に、東京経済大教授で弁護士の野村武司氏を副委員長にそれぞれ選任した。

 初会合は旭川市の子ども総合相談センターで、応募した市民や報道陣らに冒頭のみ、オンライン公開された。

 市教育委員会の第三者委員会は9月に公表した最終報告書で、上級生らによるいじめを改めて認定し、広瀬さんの凍死を自殺と結論付けた一方で、いじめと自殺の因果関係は「不明」としたため、遺族側は再調査を要望していた。市の第三者委はいじめと自殺との因果関係などについて再調査し、報告書をまとめる方針。【土屋信明】

毎日新聞

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