任期満了に伴う宮崎県知事選挙は25日投開票があり、無所属の現職河野俊嗣氏(58)=公明推薦、社民支持=が、いずれも無所属の元職東国原英夫氏(65)、新人のスーパークレイジー君(本名・西本誠)氏(35)を破り、4選を果たした。投票率は前回を22.79ポイント上回り、56.69%だった。

選管最終は
▽河野氏25万8646票
▽東国原氏23万5602票
▽スーパークレイジー君氏7679票。 

河野氏は高速道路の整備や移住者受け入れ、農林水産物の輸出増加など3期12年の実績をアピール。「16年前の過去に逆戻りするのか、それとも着実な歩みの希望ある『未来』を選ぶのか」と元職への対抗心を前面に、県内の政党県連や主要経済団体などからも支援を受け、組織力で優位に戦いを進めた。

東国原氏は観光や移住、企業誘致などで「地方間競争」が激化していくと、県政刷新を訴えたが力及ばなかった。スーパークレイジー君氏は「医療費無償化」や「子育て支援制度」など若い世代に焦点を当てた選挙選を展開したが届かなかった。

当日有権者数は88万7566人(男41万4615人、女47万2951人)。投票者総数は50万3139人。

南日本新聞2022/12/26 06:26
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