新型コロナウイルスの後遺症について県が去年11月、アンケート調査を行ったところ、
前回6月と比べけん怠感やせきといった症状が増えるなど症状が変化していることが分かりました。

県が去年1月から9月までに新型コロナウイルスに感染した人の後遺症について、県内の医療機関や患者に対しアンケート調査を行いました。
このうち、20の医療機関からは58人分の症状などについて回答があり、症状では▽けん怠感が45%と前回6月の調査より12ポイント増えたほか、
▽せきは36%と前回より11ポイント増えました。

このほか、▽集中力低下や▽うつの症状が増え、逆に▽味覚障害や▽嗅覚障害などは減るなど、症状が変化していることが分かりました。

また、患者本人では、回答のあった134人のうち半数以上にあたる72人が「社会生活に影響がある」とし、
このうち▽37人が「仕事や学校を休んだ」、▽2人が「仕事や学校を辞めた」と回答しました。

県コロナ収束総合企画課は「オミクロン株が主流となり後遺症の症状も変わってきている。
医療機関や関係団体などと情報共有を図り、後遺症に苦しむ人が円滑に相談や受診ができるようにしていきたい」とコメントしています。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/yamagata/20230106/6020016313.html