「京都に行く」のに成田到着、少ない荷物…コカイン各100袋のみ込んでいた2人
2023/01/21 17:38 読売新聞
https://www.yomiuri.co.jp/national/20230121-OYT1T50066/


大量のコカインをのみ込んで密輸入したとして、千葉県警は20日、いずれも住所不定でギリシャ国籍、自称警備員アルメニス・セオドロス容疑者(21)と、自称エンジニア、ビチカス・アハナシオ容疑者(28)を麻薬取締法違反(営利目的輸入)と関税法違反未遂の疑いで逮捕したと発表した。

県警によると、2人は1月12日、フランスのシャルル・ドゴール空港から成田空港にコカイン約1・9キロ・グラム(末端価格約3700万円)を体内にのみ込んで密輸入した疑い。容疑を認めているという。

「京都に行く」と言いながら成田空港を利用している点や、荷物の少なさに、税関職員が不審に思い、レントゲンで検査したところ、体内から麻薬が見つかった。2人は、長さ約4・5センチ、重さ約9グラムのコカインを一つずつラップに包み、約100個ずつのみ込んでいた。薬物使用者が1回に使用する量の6万回分にあたるという。県警がコカインの流通経路を調べている。