大分県立病院(大分市)で膵臓(すいぞう)がんの疑いがあると診断され、全摘出手術を受けた後に死亡した男性(当時59)の遺族が、「がんではなかったのに摘出手術を受け、術後の健康管理も不十分だった」として、県に3300万円の損害賠償を求める訴訟を大分地裁に起こした。提訴は15日付。

 訴状などによると、男性は昨年5月、画像検査などから同院で膵臓がんの疑いがあると診断され、6月に膵臓を摘出したが、病理組織検査でがんではないことが判明したという。

 男性は摘出手術の合併症によ…(以下有料版で,残り311文字)

朝日新聞 2023年2月22日 7時30分
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