※3/20(月) 6:36配信
読売新聞オンライン

 23日に告示される奈良県知事選(4月9日投開票)で、日本維新の会が初めて参戦し、構図が一変している。現職と新人の支援で割れる自民党は、候補者の一本化を目指しているもののめどは立っていない。共産党も独自候補を擁立し、同知事選は60年ぶりに計5人が立つ混戦になる見通しだ。(平野和彦、三歩一真希)

 「地方の政治では自民党に絶対に負けない」

 維新共同代表の吉村洋文・大阪府知事は19日、奈良市の近鉄奈良駅前で演説し、初の公認候補として擁立する弁護士で前生駒市長の山下真氏(54)と肩を組んだ。山下氏も「官僚県政から民間県政に転換する」とアピールした。

 吉村氏が奈良入りするのは2月23日に続いて2回目で、丸1日かけて県内を縦断した。維新関係者は「本気で奈良を取りにいく」と息巻く。知事選と同日に投開票される県議選では、43の議席に対し、過去最多の16人を擁立する構えだ。

 維新が攻勢をかけるのは、自民の対応が分かれているのをチャンスと見ているためだ。

 自民県連はこれまでの知事選で、運輸省(現国土交通省)の官僚出身で現職の荒井正吾氏(78)(4期目)を支援してきた。しかし、今回は荒井氏の多選などを理由に方針を転換。県連会長の高市早苗・経済安全保障相が県連内の一任を取り付けた上で、元総務官僚の平木省氏(48)の推薦を決めた。

 平木氏は、高市氏が総務相時代に秘書官を務めた。一部の県議は「結論ありきだ」と反発して荒井氏の支援に回り、保守分裂選挙になる見通しだ。

 維新は昨年7月の参院選比例選で、奈良県内で3年前より約6万票増の16万1941票を獲得し、自民(19万5173票)に約3万票差まで迫った。

 自民県連内では「票が分散しては、維新に勝てない」との危機感が強まっており、候補の一本化が必要との意見が大勢を占めるが、実現は厳しいとみられる。

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