岩手山に1人で登山に出かけた女性が遭難 死亡が確認

https://www3.nhk.or.jp/lnews/morioka/20230320/6040017139.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いのでご注意を

岩手山に、19日、1人で登山に出かけた女性が帰宅しなかったため、21日午前、
警察などが捜索をしたところ山の中で倒れているのが見つかり、その後、死亡が確認されました。

滝沢市巣子の自営業、樋口由実さん(42)は、19日、岩手山に1人で登山に出かけましたが、
夜になっても帰宅せず19日午後7時ごろ、樋口さんの夫が警察に届け出ました。

警察などが、20日午前5時半ごろからおよそ30人の体制で捜索を行ったところ、
岩手山の中腹にある第2噴出口跡付近で倒れている樋口さんを見つけました。
警察によりますと、樋口さんは呼吸をしていない状態だったということで、その後、死亡が確認されました。

樋口さんは、これまでに数回、岩手山を登った経験があったということですが、
アイゼンやピッケルなど、冬山登山の装備は今回、持っていなかったということです。
また雪の残った斜面を登っていたとみられ、見つかった現場付近には、身につけていたとみられる
ジャケットなどが散乱していたほか、靴が脱げていて、周辺には滑ったような跡があったということです。

警察は樋口さんが滑落したとみて詳しい原因を調べていて、
冬山に登る際はしっかりとした装備で、十分に計画を立てて臨むよう呼びかけています。

03/20 18:41