自衛隊災害時炊き出し競技会

https://www3.nhk.or.jp/lnews/matsuyama/20230323/8000015530.html
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災害時に自衛隊員が被災者に限られた食材で食事を提供する炊き出しの競技会が、松山市の駐屯地で開かれました。

競技会には、陸上自衛隊松山駐屯地の隊員25人が5つの部隊に分かれて参加しました。
競技は、災害時に現地で調達できる食材だけを使い、3時間以内に被災者30人分の食事を用意するという想定で行われました。
参加者たちは、肉や野菜など限られた食材の中から献立を考え、
子どもや高齢者も食べやすいように味噌汁の具材を小さく切るなど、細かいところにまで気を配っていました。

愛媛県産の伊予柑を使ってママレードを作るという課題も出され、
参加者たちは砂糖の分量を相談しながら、慎重に皮を煮詰めていました。
完成した豚肉の生姜焼きやほうれんそうのごまあえなどは、審査員を務める上官や
栄養士などが試食し、味や栄養のバランスなどを採点していました。

参加した吉田知行3等陸曹は、「有事の際は被災者においしいご飯を提供できるようこれからも訓練を重ねたい」と話していました。
競技会を企画した竹石小太郎第4科長は、「災害派遣の現場で炊事能力は欠かせないものなので、
今後も競技会を通じて能力を向上させていきたい」と話していました。

03/23 18:38