昔から日本には、「となりに蔵が建ちゃ、わしゃ腹が立つ」という言葉があるように
他人の成功をうらやんだり、ねたんだりする傾向があるのは事実でしょう。
そしてその嫉妬の論理が、どうやらお金に対する歪んだ見方や考え方に
つながっているような気がしてなりません。

 働く日本人の約9割は給与所得者ですから、成績によって多少の差はつくものの、極端な格差は生まれません。
役員にでもなれば違ってくるでしょうが、そうなれる確率は極めて少ないものです。したがって普通に勤め人をやっているだけでは
それほど極端な差は付かないといっていいでしょう。

となると、勤め人でお金持ちになるのは、親から莫大な遺産を相続するか
自分で投資をすることで資産形成を果たすか、多くの場合そのどちらかになります。
特に、前者のような恵まれた人はそれほど多くありませんから、やはり投資か
あるいは副業で収益を上げることで大きな資産を作ることになるはずです。

仕事で差が付くのであれば、ある程度あきらめがつくかもしれません。
もちろん人事評価にだって不満や妬みは付きものですが、これは人が決めることなのでどうしようもありませんし
仲間と一杯飲みながらぼやいていれば気分も晴れてきます。

ところが投資で儲かったとか、副業で利益を上げたという話を聞くと、そういう人に対しては
「うまくやりやがって!」とか、「仕事をまじめにせずに他で儲けるのはけしからん」と言う人が必ず出てくるのです。

■自分が損をしてでも相手に儲けさせたくない
 脳科学者の中野信子さんと漫画家のヤマザキマリさんの共著である『生贄探し――暴走する脳』(講談社+α新書)に、とても面白いことが書いてあります。

続きはソース先
Yahooニュース FLASH 2023/04/01 11:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/461067d3bbcd660ef052f1dedabc8fa0cde144e4