ダム放流などで肱川増水 重機4機水没

https://www3.nhk.or.jp/lnews/matsuyama/20230407/8000015650.html
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7日朝、大洲市を流れる肱川が上流にあるダムの放流などで増水し、工事のため
川の中に置かれていたクレーンなどの重機4機が水没しました。
当時、現場では、重機などの撤去作業が行われていましたが、作業員は全員避難し、けが人などはありませんでした。

重機が水没したのは、大洲市菅田町大竹の肱川です。
県大洲土木事務所によりますと、現場では、県による河川の改修工事で橋脚を作るため、川の中に重機が置かれていましたが、
上流の鹿野川ダムから大雨のため放流量を増やすと連絡があったため、
午前7時ごろから重機を撤去する作業を進めていたということです。

ところが、予想以上に川が増水したため、およそ30分後に作業を中断し、作業員を全員避難させたということです。
土木事務所によりますと、この増水でクレーンなどの重機4機のほか、
鉄骨の足場などが水没しましたが、けが人などはありませんでした。
気象台などによりますと、現場の上流の西予市宇和では、7日正午までの24時間で165ミリの雨が降り、
下流の観測地点では7日正午の時点で、水位が通常より2.8メートル上昇したということです。

県大洲土木事務所河川港湾課の石丸和志担当係長は、「ダムの放流量を増やすという連絡を受け、
重機を移動させていたが間に合わなかった。水が引き次第、状況を確認したい」と話していました。
また、肱川ダム統合管理事務所の南本秀行副所長は、「放流のルールにのっとり、土木事務所に事前の通知を行った」としています。
04/07 18:24