値上げの波は5月も収まらない。
帝国データバンクが28日発表した主要食品195社の集計によると、同月の食品値上げは824品目に上った。

缶コーヒーについては、飲料大手各社が1998年以来25年ぶりとなる値上げに踏み切る。
休憩時間に値上げの重みを感じそうだ。

コーヒー豆や砂糖、缶の価格高騰を受け、飲料各社は1日、定番のショート缶(185グラム)コーヒーを一斉に値上げする。コカ・コーラボトラーズジャパンの「ジョージア エメラルドマウンテンブレンド」は124円から135円に上がる。

キリンビバレッジの「キリン ファイア 挽きたて微糖」は125円から152円に、アサヒ飲料の「ワンダ モーニングショット」も124円から151円に引き上げられる。

自動販売機では、130円から140円に10円上乗せされるケースが多そうだ。
缶コーヒー以外にも粉ミルクや缶詰の値上げが予定されている。

公表されている年内の値上げ品目数は2万1205品目に達した。
5月は前月より減少したが、前年同月比では3.3倍と伸びた。6月には3300品目超の値上げが控える。

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時事通信社|2023年04月29日07時06分
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